【自己流ファスティング1ヶ月】糖質って本当にそんなにいる?ランナーが体の仕組みから考えてみた

自分の体で人体実験してみた結果
この記事を読むと

📖 読了時間:約15分

✅ 読むとわかること

  • オートファジー・ミトコンドリア・ケトン体って何をしてくれるの?
  • 「糖質必須説」は本当か、ランナー目線で考えてみた
  • 自己流ファスティング1ヶ月の実際の数値と体の変化

空腹は筋肉落ちる!脳みそに糖分いるやろ!

カーボローディングしなあかんよ!

はな
はな

……ほんまに?🤔

⚠️ この記事は3年通院中の内科の先生と相談しながら行った、あくまで個人の体験記です。医療アドバイスではありません。試す場合は必ずかかりつけ医に相談してください。


私のスペック

  • サブ4ウルトラランナー/キャンパー
  • 毎年健診で貧血・腎臓・タンパク質不足に引っかかる
  • 大会後は毎回、風邪のような体調不良&パンパンのむくみ
  • メガビタミン歴3年(内科通院中)
  • 流行病・風邪:ここ数年ほぼかかっていない

普段、自宅ではお酒は飲まない。 食事(固形物という意味で)夜一食のみ。 ただし小食ではない。 糖質がない分、量はしっかり食べる。 旅ランや週末は別。 そこは全力で楽しむ🍺 メリハリがありすぎるとよく言われる😂

👉 [プロフィールはこちら]


そもそもなんでファスティング?

きっかけ① 血液検査の数値が良くならない

メガビタミンの先生に診てもらって3年。 処方箋の鉄剤の他、先生おススメのサプリ類もiHerbで購入し真面目に飲んでいた。 でも貧血をはじめ、毎年引っかかる項目がなかなか改善しない。

あるビタミンを追加したら少し数値が上がった。 そこから「栄養素って、ちゃんと働いてるのかな?」と気になりはじめた。

きっかけ② 大会後の体調不良がしんどすぎる

毎回こうなる👇

レース完走
 ↓
暴飲暴食
 ↓
風邪みたいな症状
 ↓
筋肉痛が治ってもダルさが続く
 ↓
パンパンにむくむ

先生に話したら「マラソンバカ」「カーボバカ」「変態」と称号をいただいた🤣


体調不良の原因を自分なりに考えてみた

原因体の中で起きていること
筋肉疲労アンモニア・乳酸を肝臓が処理
食べすぎ過剰処理で肝臓のエネルギーサイクルが阻害
アルコール代謝肝臓内ミトコンドリア機能が低下
ストレス交感神経優位→副交感神経が働かない

これが重なると👇

エネルギーを作る機能が働かなくなる → エネルギー不足 → 手っ取り早く糖質を欲する → 糖質からはエネルギーが2つしか作られない → ビタミン類を消費する → 次の代謝(電子伝達系)に入れない → 回復しない…のループ

ミトコンドリアがうまく機能すれば、最大38個のATPが生成される。 そのためには「ミトコンドリアの活性化」と「代謝に必要な栄養素」が必要やったんや、と。

エネルギー不足の悪循環ループ 大会後の体調不良ループ 体を酷使&暴飲暴食 筋肉疲労・アルコール・食べ過ぎ 肝臓に過剰な負荷 ミトコンドリア機能が低下 エネルギーが作れない 糖質→ATP 2個しか作られない ビタミン類を消費する 次の代謝(電子伝達系)に入れない 回復できない… また糖質を欲する→ループへ ミトコンドリアが正常なら → ATP 最大38個 糖質だけだと2個。脂肪+栄養素があれば19倍のエネルギーが作れる

ここで登場する3つのキーワード

📍 ミトコンドリア

細胞の中にある「エネルギー製造工場」。 ATPというエネルギーを作り出す。

  • 糖質からは:ATP 2個
  • 脂肪(ケトン体経由)からは:ATP 最大38個

👉 脂肪を使えるようになった方が、エネルギー効率がぜんぜん違う。

ミトコンドリアとオートファジーの仕組み ミトコンドリア|エネルギー製造工場 糖質ルート 解糖系のみ ATP 2個 脂肪ルート ケトン体→電子伝達系 ATP 最大38個 19倍のエネルギー効率! ミトコンドリアを活性化させる3つの方法 ① ファスティング 空腹状態がサーチュイン遺伝子を オンにして新生を促す ② 有酸素運動(きつすぎない) AMPKが活性化して 「増やせ!」の指令が出る ③ 栄養素を揃える ビタミンB群・鉄・Mg ナイアシン・良質な脂質 💬 ランナーがファスティングをやる意味はここにある!走る+断食+栄養で三角形が完成 オートファジー vs マクロファージ 何がちがう? オートファジー 🧹 細胞の中の大掃除係 ・細胞の中の古いパーツをリサイクル ・空腹・ファスティングで発動 ・ノーベル賞で証明済み🏆 ・全細胞の中で起こる vs マクロファージ 💂 体の外敵をやっつける門番 ・外から来た菌・ウイルスを食べる ・ファスティングで活性化(研究あり) ・白血球の仲間・免疫細胞 ・血液・組織の中で活動 共通点:どちらもファスティングで活性化する! 「空腹はダメ」どころか、体の修復・免疫・細胞の若返りに不可欠なプロセス ※オートファジーの仕組みは大隅良典博士(東京工業大学)により解明。2016年ノーベル生理学・医学賞受賞。

♻️ オートファジー

細胞の「自己リサイクル機能」。 古くなった・壊れたタンパク質や細胞内小器官を分解して再利用する。

発動条件:空腹状態が続くとき(ファスティング開始から約16〜24時間後)

つまり「空腹はダメ」どころか、 空腹こそが細胞のメンテナンスタイムやった。

老化・病気の抑制に関わるとも言われている。


🔥 ケトン体

脂肪が分解されてできるエネルギー源。 ファスティング開始から約24時間でケトーシス(脂肪燃焼モード)に入る。

「脳みそに糖分いるやろ?」←これどうなの?

糖質を摂らなくても、タンパク質からグルコースを合成できる(糖新生)。 さらにケトン体は脳関門を通過できる唯一の脂質由来エネルギー。 脳のメインエネルギーとして機能する。

実際、ファスティング中も仕事はふつうにできていたし、通勤ウォーキング4kmでふらつくこともなかった。

ケトン体と糖新生の仕組み ケトン体|脂肪が脳の燃料になる仕組み 糖質制限レベル ゆるやか 50〜100g / 日 中くらい 20〜50g / 日 厳格なケトジェニック 20g以下 / 日 ケトーシスとは? 通常モード 糖質(グルコース)を燃やす 糖質↓ 24時間後 ケトーシスモード 脂肪を分解してケトン体生成 脳のエネルギーに 筋肉・臓器の エネルギーに 「糖新生で筋肉が落ちる」は本当? 糖新生 タンパク質→グルコース合成 材料①:食事のタンパク質 材料②:乳酸・グリセロール プロテインを摂れば 筋肉より先に食事の タンパクが使われる 💬 はなの場合:プロテイン毎日継続 → 筋肉量の大きな変化なし・走力も落ちず  (制服がゆるくなったのは体脂肪が落ちたから) ケトン体 実測値(呼気測定器) ファスティング初日 10〜 ppm ファスティング翌日 20〜 ppm ファスティング中(最大) 30後半 ppm ← 最適ゾーン 〜1.9:生成なし / 2〜3.9:初期段階 / 4〜9.9:軽度生成・体脂肪が低速燃焼 10〜39 ppm:最適ゾーン ★ 脂肪がメインエネルギー源 40〜59:高すぎ / 60〜99:危険 ※空腹ラン・入浴直後は一瞬危険値まで上昇(すぐ下がった)

ケトン体濃度の目安(呼気測定器で計測)

濃度(ppm)状態
〜1.9ケトン体は生成していない
2.0〜3.9初期段階
4.0〜9.9軽度生成・体脂肪が低速で燃焼
10〜39最適ゾーン・脂肪がメインエネルギー
40〜59ちょっと高すぎ
60〜99危険

私の実測値👇

タイミング数値
ファスティング中(最大)30後半
ファスティング初日10〜
ファスティング翌日20〜

⚠️ 空腹時のランニング直後・お風呂直後は危険値まで上がったことも。すぐ下がったけど一瞬ヒヤッとした😅


ランナー×ファスティング最強説まとめ図解 ランナー × ファスティング = 最強説🔥 🏃 ランナーの基礎値 有酸素運動習慣あり・ミトコンドリアが多いかも?・脂肪燃焼能力が高めかも さらに ① ファスティング ミトコンドリア活性化 オートファジー発動 免疫力↑・細胞の若返り ケトン体質へ ② 有酸素ラン AMPK活性化 ミトコンドリア増加 脂肪→エネルギー効率↑ きつすぎないのがポイント ③ 栄養素 ビタミンB群・鉄・Mg ナイアシン・プロテイン ミトコンドリアの燃料 筋肉を守りながら続ける ケトン体質になる 脂肪をメインエネルギーとして使える体 = ミトコンドリア活性化の証拠 📊 ケトン体測定器の数値 = ミトコンドリアがどれだけ活性化しているかの指標 🏆 ランナー × ファスティング = 最強説 日常的に有酸素運動しているランナーは 普通の人よりミトコンドリアが多いかも? そこにファスティングを加えたら…もう最強ちゃう?🔥 ※ あくまで個人の体験・考察です。試す場合は必ずかかりつけ医に相談してください。

自己流ファスティングの中身

やり方(2025年6月時点)

内容
ファスティング日週1〜2回、48時間 or 72時間 固形物なし
ファスティング中の食事お昼:具なし味噌汁(たまに出汁に使った昆布・鰹節を食べる)/夜:白湯+梅干し
それ以外の日夕食のみ・主食なし/低炭水化物・高タンパク・脂質制限なし
週末(山・畑)制限なし・ビールも飲む🍺
サプリ・プロテイン毎日変わらず摂る

現在は会社でのランチはスープジャーに粉末にした昆布と鰹節と味噌をいれて出社時にお湯をいれてお昼にいただいてる。その時の気分で梅干しやきな粉やすりごまなど。

摂っているサプリ類

  • ビタミンB50・アリナミン・葉酸・亜鉛・ESポリタミン
  • ビタミンD・ビタミンE
  • 鉄2種類・マグネシウム・ビタミンK
  • ナイアシン
  • ビタミンC(アスコルビン酸)
  • プロテイン

プロテインを毎日飲むようになって、葉酸とESポリタミンを追加してから貧血の数値が上がってきた。


参考にした本

  • 『医学常識はウソだらけ』三石巌
  • 『心と体を強くする!メガビタミン健康法』藤川徳美
  • 『世界最強のファスティング』ジェイソン・ファン他

2021・2022年に購入して数年寝かせてたやつ、ようやく実践できた😅


1ヶ月やってみた結果

Garminの数値で見る変化

項目BeforeAfter
日中のストレスレベル真っ赤低め安定
睡眠スコア低め
ボディーバッテリー回復不完全ちゃんと回復
山で身体を酷使した後回復遅いちゃんと回復

Garminを使い始めてから見たことない数値が出てびっくりした😳

体重・体型の変化

  • 計測開始(1週間後から):約1.5kg減
  • スタート直後の1週間で恐らく1kg前後落ちていたと思われる
  • 制服がピッタリ→ゆるゆるに😄

現在(2026年)はピーク時から約10kg減。 大会後の体調不良もなくなり、貧血の値もじわじわ改善中。 (走る量が増えると鉄が消費されるのは構造上しかたないけど、以前とは違う)

免疫面

  • メガビタミンを始めた頃から、流行病・風邪にほぼかからなくなった
  • ファスティングを加えてから、さらに体の回復が速くなった実感

「糖質いるよ説」を自分なりに検証してみると

よく言われること実際どうだった?
空腹は筋肉が落ちる自宅の体脂肪計では正確ではないので信用はしていない。
走れる距離もタイムの伸びてるので極端に落ちてはいないと考える。
脳に糖分が必要ケトン体で代替OK・仕事・ウォーキング問題なし
カーボローディング必須脂肪をエネルギーに使える体になれば不要かも
体調悪い時は食べて栄養を内臓を休ませた方が回復が早かった
お腹が空いて大変では?質的に満たされてると空腹感が不思議とない

「お腹が空く」「甘いものが食べたくなる」って、習慣とストレス反応やったんやなあと気づいた。


おわりに

これはあくまで自己流の人体実験記録。 「これが正解!」ではなく「私にはこれが合ってたよ」という話。

先生と相談しながらやったこと、数値で変化を確認できたことが続けられた理由やと思う。

糖質を断つなんて、旅ランでビール飲みまくってる私には到底言えません🍺言おうとも思っていない(笑)

「糖質って、思ってるほど必須じゃないかもよ?」

「食べたい時は食べたらええし、 食べたくない時は無理せんでもええ。 自分の体の声を聞くのが一番やと思う

ということは、身体が教えてくれた気がしてる。

ランナーの方、体づくりに迷ってる方、 世の中にはいろんな考え方や説があるし、人の体も千差万別。

自分に合う方法で楽に生きられる。少しでもヒントになったらうれしいな😊

📝 追記|1年後の現在(2026年6月)

この計測してから約1年。

今は週1回の48時間や72時間ファスティングはほとんどしなくなった。
よっぽど旅ランでの暴飲暴食や過活動が酷い時

忙しくて疲れ切ってる時のみ

通常は固形物は夜一食。
それで体調もいいし、
何より大会で調子よく走れている。

ウルトラでも補給食ほどんどを持たなくなったし、
大会中も水か麦茶のみ。
スポドリやジュースを取らなくなった。

脂質からのエネルギーサイクルが
うまく機能してるのではないかしら、と思ってる😊

100km 1時間50分記録更新の話はこちら👉[奥熊野いだ天ウルトラマラソン

📝記事を書いているこの瞬間〜

沖縄出張中、夏至の日の出を玉城城跡から見るための下見ジョギングに行ったら、最後に豪雨でずぶ濡れ。

そちらの記事はこちら👉玉城城跡へ夏至の下見ジョギング

その2日後、階段から滑り落ちて5日間歩けず🤣

普段一日一食なのに、むしょーにお腹が空く。常になんかつまんでる。食事ごちそうになってるけどなんか足りない・・・

体が「ちゃんとした材料くれ!」って叫んでるのか、消化に使うより回復に細胞を使って!!といってるのか。

…… ファスティングで学んだことを 怪我で身をもって実感するとは😅

これも人体実験ということで(笑)


⚠️ 繰り返しになりますが、サプリ・ファスティングは個人差があります。体調や既往症によっては向かない場合も。必ずかかりつけ医に相談のうえ、自己責任で。

✅ 出典

オートファジー

🏆 大隅良典 博士(東京工業大学)

Tokyo Institute of Technology
空腹(飢餓)状態になると、細胞内で古い・壊れたタンパク質や細胞内小器官がオートファゴソームに包まれて分解・リサイクルされる仕組みがノーベル賞レベルで証明されてる。
2016年 ノーベル生理学・医学賞 受賞

ミトコンドリアのATP産生

解糖系ではグルコース1分子からATPが2個しか作られないのに対して、TCAサイクルと電子伝達系を経ると36〜38個のATPが産生されるというのは生化学の教科書レベルの確立した知識。大阪市立大学の論文でも言及されてる。 Alinamin Kenko

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